常識・マナー

アドバイス一覧

  1. あいさつ、ちゃんとできてますか?
  2. 気を付けて!社会では通用しない若者言葉
  3. 敬語をきちんと身につけるコツを教えて!
  4. 企業に電話する時の注意事項って?
  5. 合同企業説明会&面接会攻略ポイント

1)あいさつ、ちゃんとできてますか?

「こんにちは」「おはようございます」など、あいさつは人としての基本マナー。「そんなの幼稚園で習ったよ!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、相手に聞こえていなかったり、目も見ずに言ったりと、きちんとできていない人が結構多いんです。

好印象を与えるために、挨拶はとても大切です。元気に、笑顔で、はきはきと。そして、「どうぞよろしくお願いします!」という気持ちを込めて、今日から意識してみませんか。

あいさつのポイント チェックリスト

  • 明るく大きな声で、はっきりと言ってますか?
  • 相手の目を見ていますか?
  • 笑顔ですか?
  • 相手の言葉を聞いていますか?
  • 髪の毛を頻繁にさわる、などのクセを出していませんか?

2)気を付けて!社会では通用しない若者言葉

あなたが普段友達との会話で何気なく使っている言葉。実は社会では通用しないものもたくさんあります。面接時には要注意です。

社会人としてきちんとした会話ができるかどうかも面接では重要なポイントです。普段からスマートな話し方を心がけると、あなたの印象も変わってくると思いますよ。アナウンサーの話し方などを研究してみるのもいいかもしれませんね。

若者言葉の一例

  • 「私的には」「ビジュアル系の」「営業のような感じの仕事」
  • 「~とかぁ」「~みたいなぁ」「~なんかぁ」「~ていうかぁ」
  • 「一応~」「とりあえず~」
  • 「~じゃないですか?」「っていうんですか?」(無意味な同意を求める表現)
  • 「だって」「でも」「どうせ」など言い訳めいた言葉
  • 「わたしって~な人だから」
  • 「ドタキャン」「パニクる」「原チャリ」
  • 「超~」「まじ」「めっちゃ~」「うっそお」「はまってる」「なにげに」
  • 「ゲットする」 などの流行語

3)敬語をきちんと身につけるコツを教えて!

きれいな日本語をきちんと話すことは、就職活動だけではなく、日常生活の中でも大切なこと。そのためには、正しい敬語をしっかり身につけることが必要です。「敬語は苦手…」と思っているあなた。敬語を身につけるコツは、何度も口に出して言ってみることです。英語などの語学を勉強する際に、繰り返し口にして覚えた経験はありませんか?それと同じ要領でがんばってみてください。

敬語の種類

敬語にはいろいろな種類があります。TPOによってうまく使いこなしましょう。

  • 尊敬語
    相手の動作・状態・所有物などに敬意を加えて表現する
    (いらっしゃる、お忙しい、御社…など)
  • 謙譲語
    自分の動作・状態・所有物などを低めることで相手への敬意を示す
    (拝見する、申します、弊社…など)
  • 丁寧語
    丁寧な言葉を使うことで相手への敬意を示す
    (お手紙、ご意見、~です、~ます…など)

感じの良い話し方

  • クッション言葉
    相手への心遣いを表わすソフトな表現。これがない敬語は、場合によって
    冷たく感じることも。
    (恐れ入りますが、申し訳ありませんが、お手数ですが…など)
  • お願い
    お願いしたいことは命令口調ではなく、相手の意向を伺う口調を使う
    (見ていただけないでしょうか、お持ちいただけないでしょうか…など)

4)企業に電話する時の注意事項って?

電話では、顔が見えない分「耳」に意識が集中します。そのため、声だけでさまざまなことが伝わるもの。特に企業にかける時は、相手の立場にたった気配りと誠実な応対を心がけたいものですね。

電話をかけるときのマナー

  1. 朝一番や夕方の忙しい時間帯は避ける
  2. 最初に自分のフルネームを名乗る(学生の場合は学校名も)
  3. 先方の都合を確認する→「今よろしいでしょうか?」など
  4. 必要な事はメモをとり、復唱・確認する
  5. 切る前に「お忙しいところ、ありがとうございました」の一言を
  6. 相手が切ってから受話器を置く

5)合同企業説明会&面接会攻略ポイント

会場でのNGシーン

一度にたくさんの企業と出会える合同企業説明会。業界や企業の研究、情報収集に有効なので積極的に出かけましょう。でも、会場での何気ない行動が、企業側に不愉快な印象を与えてしまうことも…。あなたは大丈夫ですか?

NGポイントをチェック!!
(1)壁に寄りかかって、会場を眺めてばかり
(2)椅子に座って求人票だけを眺めている、動こうとしない
(3)会場で友達としゃべり続けて、同窓会をしている
(4)すぐにあきらめて、会場から帰ってしまう

企業ブースに行ったら?

就職は会社に選ばれるのではありません。あなたが会社を選ぶために、会場ではできるだけ多くの企業ブースを訪問しましょう。その際に覚えておくと役立つマナーを紹介します。

  1. まずは挨拶
    「こんにちは」「よろしくお願いします」「失礼します」など、しっかりと挨拶しましょう。明るい表情とお辞儀も大切です。ハキハキした言動ができれば、好印象を与えられます。
  2. 次は自己紹介
    学生の場合は学校名・学部・学科・名前を名乗りましょう。既卒者なら、氏名をはっきりと。
  3. いつ座るの?
    黙って座るのは相手に失礼です。「どうぞ」や「お掛けください」とすすめられてから座りましょう。この時、「ありがとうございます」の一言を忘れずに。
  4. 質問したい時は?
    「こんなことを聞いてもいいのかな?」と迷った時は、「基本的な質問で申し訳ありませんが」と最初に一言断ればOK!企業をよく知るためにもどんどん質問しましょう。
  5. 訪問の最後は?
    「とても参考になりました」「ありがとうございました」と、感謝の気持ちをもって挨拶とお辞儀をしましょう。

みなさんの中には、企業ブース訪問は「人見知りする」「話をするのが怖い」「雰囲気に飲まれそう」という人もいるかも知れませんが、ブースでの面接は本番ではありません。今後の就活のためにも、勇気を出して訪ねてみましょう。すぐに慣れますよ!